学校や職場で
「この参考書を勉強しておくように!」
と言われるのに、どうやって参考書を勉強すれば良いかは教えてくれませんよね。
実はどうやって参考書を勉強するかによって、理解度や定着度、復習のしやすさなどが全くちがってくるんです!


【準備体操】 参考書の全てのページをサッと眺める

参考書の表紙
↓

最初のページからどんどんめくっていきます
↓

目次などもサッと眺める
↓

図や表は意識的に印象づけます
まずは参考書の全てのページを最初から最後までサッと眺めていきます。
この時、1ページ約1〜5秒ほど。
内容を理解する必要も覚える必要もありません。
ただ、「どんな図形があるのかな〜」と
「どんな内容なのかな〜」ということを
イメージしながらできるだけ印象付けるように眺めましょう。


1.参考書を読み進める恐怖心を無くす。
2.精読するときの理解度と定着度をあげる。
という効果を得ることができるよ!
※精読:細かいところまでよく注意して読むこと
参考書をラインマーカーとペンを使って読み込んでいく

自分にとって重要なところにラインマーカーを引いていきます
↓

自分にとってのまとめと考察を直接書き込みます
準備体操がすんだら、最初のページから精読していきます。
気になるところにラインマーカーとペンで修飾していきながら、重要だと思う部分はペンで直接コメントを書き込んでいきます。

書き込むときに決まったルールはないよ!
意識するのは自分にとって重要だと思うかということ。
最終目的は”参考書の内容を自分の身にすること”。その目的を果たすためにどの箇所が自分にとって重要かということを考えればいいんだ!
参考書をラインマーカーとペンを使って読み込んでいくことによって
1.理解度と定着度をあげる。
2.自分にとって重要な箇所がわかるため、あとで見返す時間が短くなる。
という効果を得ることができるよ!
【重要】 参考書の章ごとのまとめを表紙に書き込む

本の表紙には大きなスペースがあります。たりなければ次のページや裏表紙、自分で紙を貼って増やしてもいいです
↓

自分にとってのまとめと考察を直接書きこもう
参考書は内容のまとまりごとに、いくつかの章に別れています。
1つの章を読み終えたらその章のまとめと自分にとって学びに繋がったことを表紙に書き記していきます。

自分がその章を理解した内容のまとめと、自分にとって学びに繋がったこと、自分が考えたことを書こう!
参考書の章ごとのまとめを表紙に書き込むと
1.まとめを読めば、その章の勉強内容がフラッシュバックする。
2.つまりまとめを作ると、その章にかけた時間と同じ勉強効果をわずかな時間でなんども得ることができる。
という効果を得ることができるよ!

付箋で参考書にワープポイントを作る

参考書の後ろの方から貼るときれいに貼れます
↓

前の章のまとめにもすぐアクセスできるようになります
↓

完成!
↓

次の章へ移動したいときはワープポイントを使って
↓

一瞬で移動できました!
”【重要】 参考書の章ごとのまとめを表紙に書き込む” でも触れましたが、参考書は内容のまとまりごとにいくつかの章に別れています。
そのため、章ごとに付箋を貼ることで内容から内容へ一瞬で移動でき、参考書の操作性が飛躍的に高まります。
また、章のおわりにまとめが書かれていることが多いので、前の章のまとめにすぐアクセスできます。

開きたいページもすぐに開けるから時間短縮の効果も得られるよ!

付箋で参考書にセーブポイントを作る

自分にとって役立つページにセーブポイントを作ります
↓

完成!!!
参考書の章の途中に自分にとって役立つページや、表があるところには単体で付箋を貼ってあとですぐアクセスできるようにしておきます。

参考書の中から見たい1ページを探しだすのは意外に時間がかかるので、あとで見返すかもしれないと思ったら付箋を貼ってアクセスしやすいようにしておこう!

テクニックの使い方
今まで述べてきたテクニックを使えば、参考書の理解度と定着度があがり、あとで復習するときも内容がフラッシュバックするため、短時間で大きな効果を得ます。
しかしここで、一つ注意点があります。
それは参考書の重要度によって戦略的にテクニックを使い分けなければならないということです。
以上のテクニックを実践しながら本を精読するのは、普通に流し読みするよりも結構時間がかかります。
テクニックを実践するのにかかった手間以上に時間や知恵を手に入れなければ、テクニックを実践する意味はありません。
参考書を勉強して達成したい目的があるはずです。
それはテストでいい点をとることかもしれませんし、自分の知恵を高めるという目的かもしれません。
目的を達成するために、手段として使用する参考書はどのぐらいの重要度を持っていて、どのような戦略的勉強法をとればよいでしょうか。
参考書の重要度によっては、マーカーなども引かずただ流し読みする方が効果が最大になる場合もあります。
マーカーだけ引いて、参考書を読み終わった後に章ごとではなく、全体的なまとめを表紙にまとめるのが最適な場合もあります。
逆に、「この参考書は非常に名著だ。内容の視点や言い回しも素晴らしく、内容の重要度も非常に高い。ぜひ自分の知恵として身に付けたい。」と思えば少々時間がかかってもテクニックを全て総動員し理解度、定着度を最大限にあげる価値があります。

ポイントは自分にとって必要なテクニックを組み合わせて効果を発揮させることだよ!

1.自分にとっての目的を考えて
2.そのために参考書をどのテクニックで勉強するか考える
ってことね!
まとめ
1.参考書の全てのページを最初から最後までサッと眺めていく。
サッと眺めながら内容を想像したり図や表を印象づけるように意識するのがポイント。
参考書を読み進める恐怖心をなくし、精読の理解度と定着度があがる。
2.参考書をラインマーカーとペンを使って読み込んでいく
自分にとって重要な箇所がわかるように、修飾したりコメントを書き込んでいったりするのがポイント。
参考書の理解度と定着度があがり、自分にとって重要な箇所がわかるため、あとで見返す時間が短くなる。
3.【重要】参考書の章ごとのまとめを表紙に書き込む
自分にとって役立つ内容と、自分が学びをまとめるのがポイント。
まとめを読めばその章の内容がフラッシュバックし、大きな勉強効果をなんども得れる。
4.付箋で参考書にワープポイントを作る
参考書の後ろの章から付箋を貼っていくときれいに貼れる。
参考書の操作性が飛躍的にあがり、次の章や前の章のまとめに一瞬でアクセスできる。
5.付箋で参考書にセーブポイントを作る
自分にとって役立つ内容や表、図があるページに単体で付箋を貼る。
参考書の中から見たい1ページを探す時間が短くなる。
6.テクニックの使い方
テクニックは道具。適切に使えば役立ち、間違って使えば害になる。
参考書の重要度によってどのテクニックで勉強すれば効果が最大になるか、戦略的に考えるのがポイント。
参考書を勉強しろとは言われるけれど、その方法はなぜか教えてくれないんですよね、、、。
テクニックを戦略的に使って最大限の効果を得ましょう!!!